平成3年「新大学設置基準」が実施され、各大学が「自己点検・評価」の時代に入った今日、 教員による授業改善と相互評価、および学生による授業評価は不可避となっている。 しかし、学生からの授業評価も大事なことであるが、学生からの評価が高いか低いかだけではなく、 学生が授業の中から何を受け取り、何を考えたかが重要であり、学生に何を与え、学生の育ちのどの点で改善するかを常に考えなくてはならない。 そのためには指導計画(指導案)の改善を図ることが必要であろう。 学習活動を旺盛にし、かつ効果があがるようにするためには、学生の能力、興味、必要性、といったものをにらみ合わせて、その上に指導計画が作られなければならない。 一つの単元を設定し、これを展開してみて、これが学生の力に合っていたか、一人一人が学習意欲をもって、問題の解決に参画しえたか、 その内容が充分に理解されたか、指導の順序、方法はよかったか、というような点を反省し、それによって指導計画そのものを改善していくことが、評価そのものの一つの目的でもあり、 又学生を有能な社会人に育てあげることを目標としている新教育の目的にもつながるのではないだろうか。
「書道文化論」の教科を担当する者として、平成8年度・年間指導計画(指導案)をもとに、 授業の点検・評価を試みたものである。 今後の授業改善に役立てたい。