舞楽の衣裳について
−赤間神宮の舞楽装束−

平野 俊子


はじめに

1996年島根県出雲市の大原神職神楽の衣裳の構成、寸法について調査研究をしたが、 今回は第14回、国際服飾学会で山口県下関市赤間神宮の舞楽の見学研修を機会に神楽衣裳と舞楽衣裳の関係をさらに深く追及したいと思い、 舞楽の衣裳について取り組むことにした。

舞楽は奈良時代から平安時代初めに、アジア大陸から伝来した芸能を基にして、 我が国で改編制作したものを指す。 また舞楽は、雅楽に舞を取り入れたものをいい、中国大陸から朝鮮を経て入ってきた芸能であり、 日本では当時大陸文化を摂取する事が文化人であると考え、貴族達がこれを好んで取り入れ、 むしろ舞楽芸能として親しんだものといえよう。

舞楽は笛、笙、などが奏する雅楽の音楽と、舞とが融合された芸能で、 前回の神楽よりも長い歴史を持つことからも今回は、それに着用する衣装、舞楽装束について研究をする。


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